世界のオーガニック食品・飲料市場についてレポート発表
英国の市場調査会社Organic Monitorは、11月「世界のオーガニック食品・飲料市場:ビジネスチャンスと将来予測」と題したレポートを発行した。全213ページで価格は1,199ユーロ。以下は、同社のリリースより。
特に大きな市場の伸びが見られた今年、世界のオーガニック食品と飲料の売上は400億ドル(約4兆6600億円)に届きそうである。需要が供給を上回り、いくつもの地域で供給不足が生じている。
供給不足がもっとも顕著なのが北米で、いくつかの商品に関しては、小売店の棚が空っぽになっている状況が当たり前になりつつある。ヨーロッパの国々の中にも、消費者の要望がエスカレートして、今年供給不足に直面しているところがある。ラテンアメリカとオーストラリアから北米、ヨーロッパに輸入されるオーガニック肉、乳製品関係がもっとも影響を受けている。
オーガニック製品のカテゴリーの中では、生鮮食品がトップで、全体の売上の3分の1を占める。リンゴ、オレンジ、にんじん、じゃがいも、といった果物や野菜は消費者がオーガニック製品を購入する際のきっかけとしてもっとも典型的である。新鮮さという性質が、健康的で栄養価の高い食品を求める消費者の目を引くのである。それに続くのが乳製品と飲料である。
このレポートは、世界のオーガニック食品と飲料を分析し、将来予測とビジネスチャンスについて評価をまとめたものである。将来予測については、オーガニック食品生産、市場成長予測、業界トレンドについてそれぞれの観点から述べている。各地域におけるビジネスチャンスについては、新規参入地域、輸出側に着目している。
5年以上をかけて世界のオーガニック食品業界を調査して作成されたこのレポートは、主な地域ごとに市場情報を詳述している。各地域の記述には以下の内容が含まれる:市場規模、売上予測、市場扇動要因と足かせ要因、規則と規程、分類別分析、販売網分析、消費者動向、競争分析、小売統計分析、ビジネスチャンス。
各地域の主だったオーガニック食品生産者、小売業者、輸入業者についての記述もある。リスト化されたオーガニック食品・飲料の主な市場には、ビジネス予測も掲載されている。
※詳細については、同社にお問合せください。
http://www.organicmonitor.com/700240.htm