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スイスでオーガニック・スーパーマーケットの危機?

スイスでは、大型オーガニック店が危機に瀕しているようだ。ザンクトガレンの「Yardo」とヴィンタートゥールの「Rageboge」は、一部の従業員を解雇せざるをえない状況となった。これはオーガニックのスーパーというコンセプトが、スイスでは通用しなかったことを示しているのだろうか?この国でオーガニック製品に特化したスーパーを展開するというアイデアは、当初から批判的に見られていた。まるでこのコンセプトがうまくいかないことを証明するかのように、「Yardo」と「Rageboge」の2店舗は、オープンから短期間の後に、命運をかけて奮闘状態である。


スイス国内で13店舗の展開を目標として、ザンクトガレンの「Yardo」がオープンしたのは今年2月のこと。9月には、2人の従業員を解雇しなければならなくなった。経営者のキール氏は、市場の状況を誤って判断していたと述べている。彼の基本的な考え方は、顧客がより多くのサービスを求めているというものだ。大型販売店を競争相手と見なしているが、そもそもの計画自体が危機に瀕しているとは考えていない。
より大型の店が「Rageboge」だ。前身は20年前から存在している2つの会社で、1年前にはコーヒーショップとドラッグストアが加わった。しかしコス トはかさむものの、利益は少なく、投資もかなりの額が必要という状況にある。過去3ヶ月、同店は一部の従業員の解雇を含む、重大な問題に直面している。現在では状況は安定しているように見えるが、収支が合うまでには、さらに3、4年という期間と、100万スイスフランが必要となるだろう。
「Rageboge」の経営者であるペルラン女史にとって、Migrosやコープ(スイスの2大スーパー)は競争相手とは思えないようだ。彼女にとってオーガニックとは全く異なる品質のものだからである。つまり生産者との関係は地元に基づくもの、季節の商品と正当な金額に重きを置き、さらに空輸されるものでない製品といったように。
しかし一方、ヨーロッパにおいてオーガニックのスーパーマーケットというコンセプトは機能している様子だ。オーガニックスーパーのチェーン店である「Basic」は、18店舗目をドイツにオープンしたばかり。少し前にはオーストリアにも進出したところだ。
http://www.woz.ch より

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