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オーガニック情報アーカイブ

イタリア、オーガニック最新事情

AIAB(イタリアオーガニック農業協会)、Coldiretti(農業関係組織)、Legambiente(環境保護関係団体)の3団体の発表によれば、イタリア国内ではオーガニックビジネスが興味深い進歩をとげており、世界的に見ても変化が起きている。


中国におけるオーガニック生産の成長ぶりは破竹の勢いで、2005年度1057%の成長率だった。今や世界第2位のオーガニック農地面積を誇り、イタリ アのオーガニック農地面積の3倍である。オーストラリアは依然首位を保持し、2004年度から比較して7.3%増の1200万ヘクタール。次いで中国の347万ヘクタール、そして3位がアルゼンチンで前年度から増減なしの280万ヘクタールであった。イタリアはそれでもヨーロッパの中では首位を保ち、前年比12.8%増の107万ヘクタール。
イタリアのオーガニック従事者は、2004年の40,965軒から2005年には49,859軒と22%増加した。しかし内訳は、オーガニック食品加工業者が、2004年の36,639軒から2005年44,733軒へと22%の増加を遂げたのに対し、残念ながらオーガニック生産者は4,537軒のマイナス(25%減)、輸入者も6%のマイナスとなった。
イタリアの典型的なオーガニック食品の消費者は、30歳〜49歳、大学卒で、企業に正社員として雇用されている。イタリア北東部在住の傾向がある。オーガニック製品で「イタリア製」と表記があれば、68%が購買意欲が高まると回答し、23%はそれによって購買傾向は変わらないと答えた。購買意欲が下がると回答したのは1%、そして8%はいずれにしてもオーガニック製品は買わないという回答だった。
地方ごとの学校給食については、オーガニック給食の大部分が北部で見られた(459ヶ所)。北部地域ではエミリア=ロマーニャ州がトップで133ヶ所。イタリア中部では135ヶ所あり、中部のトップはトスカーナ州で77ヶ所。南部はもっとも少なく全体でも53ヶ所で、南部トップの州はバジリカータ州(14ヶ所)だった。
Organic-Market.infoより

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