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ペルーのオーガニック輸出量、いまだ増加

ペルーのオーガニック輸出量、いまだ増加
2007年、ペルーは約1億5000万ドル相当のオーガニック製品を輸出した。ペルーの輸出量は年50%の割合で増加しており、オーガニック業界では、2008年には少なくとも2億2000万ドル(約212兆円)の輸出を行うだろうと見込んでいる。


ペルーは世界第一のオーガニックコーヒー輸出国であり、また、オーガニックカカオの輸出は世界第二位である。コーヒーはペルーのオーガニック輸出量のうち2/3を占めており、カカオは20%、カカオは約7%である。主な輸出先は、1/3がアメリカ合衆国で、残りの2/3はヨーロッパへ運ばれる。コーヒー・カカオ以外にも、トロピカルフルーツやコットン、薬草類がアメリカに向けて輸出されている。未加工の豆は主にスイスに輸出される。
ペルーでは270,000ha(270万平方km)以上の土地がオーガニック農地であり、33,000人以上のオーガニック農家がその土地を耕している。バナナに関しては従来の農法からオーガニック生産への切り替えはほぼ100%終了しており、ほぼ全てのベルー産のバナナはオーガニック認証を受けるといううれしい結果も出てきている。これらのバナナは主にアメリカ(市場シェア46%)、オランダ(22%)、ベルギー(17%)、日本(8%)、ドイツ(1%)へ輸出されている。
ペルー国内のオーガニック市場はまだ小さく、成長速度も遅いのが現状だ。商業は首都リマに集約されている。オーガニック商品販売店は大手のスーパーマーケットチェーンからナチュラル専門店や小さなオーガニック農家の直営所まで含まれる。コーヒー、チョコレート、お茶、ハーブ、サプリメントやその他の原材料などのオーガニック製品は、スーパー、健康食品店で販売されており、その他の主なオーガニック製品はオーガニック・ファーマーズ・マーケットで販売されているが、ペルーの消費者はそこまでオーガニックに興味を示していないのが現状だ。
参照:http://www.prompex.gob.pe/
Organic-Market.Infoより
http://www.organic-market.info/

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