ヨーロッパオーガニック会議
今年12月4日・5日の2日間、「ヨーロッパオーガニック会議(European Organic Congress)」がブリュッセルで開催される。ここでは、CAP(EU共通農業政策、=Common Agriculture Policy)を軸に、オーガニック食品・オーガニック農業における将来的なEUの政策に焦点が当てられる。ヨーロッパのオーガニック部門におけるこの大規模な評議会は、IFOAM(国際有機農業運動連盟)のEU支局によって運営され、欧州委員会をはじめEU加盟国の関係官庁や関連団体、ヨーロッパ各国の国会議員や幅広い分野からの関係者など、少なくとも200人の参加者が見込まれている。
この評議会ではまず、過去3年半の間遂行されてきた、オーガニック食品・農業における「ヨーロッパ行動計画」の内容が審議される予定だ。その次の段階として参加者たちは、オーガニック食品と農業のさらなる躍進をめざして、EU加盟27カ国でのCAPの政策課題を討議し、発展させていくことになる。この話し合いの中では、オーガニック生産物が社会に対してもたらす様々な恩恵と、さらにこの恩恵がEUの政策目標にいかに寄与するか、という点が重要視されるだろう。
この評議会では、下記のトピックが主に取り上げられる予定。
・オーガニック食品と農業が社会にもたらす恩恵
・CAPの中間期反省、またCAP「ヘルスチェック」項目におけるオーガニック食品・オーガニック農業政策
・環境政策との融合と、その場合のCAPの整合性
・オーガニックを基盤とした雇用促進、革新、競争力アップのための調査
・新たなオーガニック制度:チャンスと課題
・オーガニック認証、加工、取引
IFOAMヨーロッパ支局では、この評議会に関心の高いオーガニック業界関係者の参加を歓迎。同時に、オーガニック農業者や販売業者、環境団体や商業組合、また消費者団体の協力を求めている。評議会のプログラムをはじめその他の詳細、また参加登録の是非については、7月末より評議会ホームページで確認できる。現時点での詳細は下記まで。
IFOAM EU Group, Phone + 32-2-280 12 23, Fax: +32-2-735 73 81,
info@ifoam-eu.org
参照:http://www.ifoam-eu.org