オーガニック情報アーカイブ
新EU農業担当委員、MARIANN FISCHER BOEL氏オーガニック農業を奨励
12月7、8日とベルリンで開かれたオーガニック農業の会議において、EU農業地方発展担当委員のFischer Boel氏は「ヨーロッパにおけるオーガニック農業」と題してスピーチを行った。
氏は「欧州連合はオーガニック農業部門の成長を支援するためにできることは何でもしなくてはならない。」と述べた。また、直近のCAP(共通農業政策)の改正により、いかに以前よりオーガニック生産への移行が容易になるかということも説明している。氏は、オーガニック部門の成長を支えるにあたり、調査研究の果たす役割が大きいことを指摘し、国際的に共通する基準の必要性と、発展途上国がオーガニック基準に則って生産した食品を輸出することにもっと力を貸すべきだと強調した。オーガニックアクションプランについては、2004年10月に理事会からも広く支持を受けているが、「これは非常に重要な一歩であるけれども、継続して進めていく過程におけるほんの一歩にすぎないのです。」と語った。