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vol.07 オーガニック料理雑誌創刊

この夏フランスでは、「Cuisine Bio(オーガニック料理)」という雑誌が創刊されていました。たまたま街に出かけたら売っていて、しかも記念すべき第一号でしたから買ってきました。


表紙にはいろいろ特集について書いてありますから、まずは内容を少し見てみましょう。
★果物と野菜を使って〜簡単レシピ25
★ルポルタージュ〜オーガニックの土地を訪ねてフランスあちこち
★徹底比較〜オーガニックオレンジジュース
★オーガニックワイン〜第7回全国コンクール結果
★きれいになろう!〜オーガニック化粧品ラベル
★オーガニック便利帳〜良いお買い物のための電話帳
普通の雑誌と似通ってはいますが、その内容全てがオーガニックに関することですから、いろいろ情報を求めている人にはとても役立ちそうです。そして広告も、車の広告が1つと食品関連雑誌の広告を除いては、全てがオーガニック食品です。当然とはいえ、これだけ揃っていると不思議な感じです。
巻頭の編集長のご挨拶から一部をご紹介します。
「この雑誌を手に取られた方なら、ここ2週間の間に少なくとも一度はオーガニック食品を購入したと断言できる20%のフランス人のお1人である可能性がとても高いと思います。
オーガニック食品を選択することは、恐らくもともとは安全性を求めるためでしょう。食品の工業化が過度に進んでしまっていることは、誰の記憶にも刻まれています。
それはそうとして、オーガニック食品は、ただ単にその他の食品よりも検査が慎重に行われているにすぎない、とその役割が限定的に考えられがちです。オーガニックは、もちろんそれ以上に、自然との調和が本質的な価値をもつ世界であり、大地の保護により、正真正銘の高品質の味を追求しようとする精神のことです。
種類豊富なオーガニック食品を使うことで、健康でおいしくて、そして何よりオリジナリティあふれる料理を作り出すことができます。(後略)」
こうした雑誌が誕生するということは、それを求める消費者の声と、雑誌にすることができるだけの製品、生産者がいるということの現われでもあります。もちろん料理好きな国民である、ということが一番の理由なのかもしれませんが・・・いずれにしても、今後の展開が気になるところです。

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