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フランス・ノール県の生産者協同組合ノラビオ(Norabio) 創立10周年を迎える

出典:lavoixdunord.fr

 

ノラビオ(Norabio)はノール県ゴンデクール市の生産者協同組合で、25の生産者が加盟している。当組合は オーガニックバスケット(bio cabas)と称するオーガニック農産品の袋詰めセットを10年前より毎週数百セットに渡って販売している。

オーガニックバスケットのプロジェクトを通して直接販売の手法を確立するため、2003年に域内のオーガニック生産者5軒が手を結んだ。地域の農産品を知ってもらい、農場を持続することがその目的だ。以来、小規模だった協同組合ノラビオ は広がりを見せていった。およそ1か月前よりこの取組に参加し始めたばかりの販売促進スタッフ、ドミティーユ・カグバーさんは、「 現在は、25の小規模生産者がオーガニックバスケットに生産品を卸しています」と語った。

 

毎週、 ソロ(月額23.20ユーロ(約3,000円))、クラシック(41ユーロ(約5,500円))、ファミリー(57.40ユーロ(約7,500円))の3タイプで約700のセットが用意される。同協同組合は袋詰めや配達作業をSCI(service civil international)に委託しており、その作業は連帯経済の力(dynamique d’économie solidaire) に登録している、社会復帰をめざす青年・壮年のメンバーが、6か月間、配送センターで商品を扱う業務に取り組んでいる。社会復帰再就職支援事業の元責任者で、オーガニックバスケットを扱うこの団体のアドバイザーを務めるフィリップ ・ポワリエ氏(59歳)は「万一の場合には生産者に返品できるよう、品質の確認も行っています。」と説明する。

 

当協同組合にはまた、「農場経営者」ではなくオーガニック「農夫」を自称するアレクサンドル・カゼ(35歳)の例のような、素敵なエピソードも。ヴァヴラン市にあるヴェールティ―ジュ(Vert’tige)の責任者でもあるこの農業生産者は、環境問題への懸念からこの組合に参加するようになった。「私が参加する理由は、できる限り農薬の使用や環境汚染を減らすため、また、農家の収入を安定させ、生産品の付加価値を高めるためでもあります。これはオーガニック生産者の姿以外のなにものでもありません。この協同組合のおかげで、まだ分からないことがあるとはいえ、私は1年間の展望を持つことが出来ました。活動に参加できることをとても嬉しく思っています。」

来る9月15日、ファーム・ドゥ・エロン(Ferme du Heron、所在地 12 chemin de la ferme Lenglet, a Villeneuve-d’Ascq)にて、オーガニックバスケットの誕生10周年が祝われる予定。オーガニックマルシェ、農場見学、試食会などのプログラムが予定されている。

 

ラ・ヴォワ・ドュ・ノール(La Voix du Nord)の記事はこちらから

オーガニックバスケットのサイトはこちらから

 

[2013年8月9日]

翻訳:川鍋 美紀

 

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