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オーガニック農業に関する協議に4500件の貢献

出典:欧州委員会・IFOAM EU グループ

欧州委員会(European Commission)によって2013年1月15日に開始され2013年4月10に終了した「ヨーロッパにおけるオーガニック農業の未来」のオンラインアンケートに4500件の反応が投稿された。この4500件のうち96%が一般市民からの提案であり、さらに1600件は一般市民、組合、公共団体または企業からの無償提供であった。

欧州委員会から報告によると、全ての回答と提案は、近年中にオーガニック農業のための立法上、そして政治的指針を定義することを目指し、現在進行されているヨーロッパのオーガニック農業における政治的、法的枠組みの見直しに導入するため分析されている。

オーガニック政策の見直しに捧げるステークホルダー・グループで構成される、オーガニック農業諮問グループの会合の冒頭で、欧州議会農業農村開発のコミッショナーである、ダシアン・チオロシュ理事は「この成功は市民がオーガニック農業に対し高い期待を持っていることを示ているオーガニック部門は将来に向けた重要な決断に直面した岐路に立っている。市民は以前にも増してオーガニックを持続可能な製品のための基準として見ており、これは実際のオーガニック部門の成長の余地を示している。今後の課題はこの部門の価値と基準の高さを失うことなく需要を満たし、消費者との信頼関係をより強固なものにすることである。」と述べている。
スピーチ全体はこちら(英語)

一般的に、回答者は現在の規制がオーガニックからGMO(遺伝子組み換え作物)と農薬が除外されていることに満足していることは明らかである。IFOAM EU Groupからの報告によると、吉報として、EUのオーガニック製品を示す葉のロゴは大多数の回答者に浸透しており、彼らは公的資金をオーガニック製品の調査に回すことに賛成している。 ―

[2013年5月20日] 

翻訳:長谷川かよ

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