小さな1歩から大きな飛躍へ:持続可能な食品システムへ向けて
新しい報告書である「これまで通りのやり方を超えて(仮訳、原題:Beyond Business As Usual)」の出版を記念し、食品倫理委員会がイベントを開催、どのようにして人間にも地球にも優しい食品システムへ向かうことができるか、を議論する。「小さな1歩から大きな飛躍へ:持続可能な食品システムへ向けて」と題されたこのイベントは、2013年1月30日にロンドンで開催される。
この夕べは食品倫理委員会の議長でソイルアソシエーションの代表ヘレン・ブラウニング氏が議長を務める。討論の後、交流の機会が予定されている。
今日の食品システムに直面する経済的で社会的、環境にかかわる問題をうまく扱うためには、「これまで通りのやり方は選択肢として存在しない」。これは、食品倫理委員会が2010年に発表した食品と公平性に関する調査からの明確なメッセージで、持続可能な食品システムについての議論においてここ数年でよく聞かれるようになった。ステークホルダー向けの広範囲な協議により、食品システムにおける持続可能な変化をどのように作り出すか、について豊富なアイディアや提案が出された。
食品倫理委員会の報告書は、企業、政府、市民社会に対して、これらのアイディアを実践に移すための数々の提案を挙げている。 また、食品システムがどのように機能するか、特に市場の機能、つまりは新しいビジネスモデルまた政府の役割に関し、より根本的で大規模な変化をおこす必要性があることを浮き彫りにした。当委員会は、この議論が持続可能な食品システムに向けた更なる変化-実践的で変革的な変化-をもたらしたいとしている。
出典:Food Ethics Council
Organic-Market. Infoより
(翻訳: ボランティア 越川 加奈子さん)