オーガニック情報アーカイブ
オーガニック農業諮問グループの会合
オーガニック農業諮問グループの会合で、オーガニック関連の複数のステークホルダーと欧州委員会 (EC) が団結した、とIFOAMが伝えている。この会合の主なテーマは、欧州のオーガニック規則の評価と現段階で予想されるステークホルダーからの意見提供に関する委員会報告書である。
議論の争点は、欧州委員会 (EC) 規則番号889/2008に記される肥料、残留農薬、転換中飼料、そしてオーガニック市場に向けた欧州の輸入と管理システムに関する付録文書だった。議論はさらに、鶏肉生産、食品加工、ハウス栽培などの課題に集中した。
さらに、共同計画イニシアティブである「農業、食糧安全保障、気候変動」のステークホルダー諮問委員会に、TP Organics が委員として迎えられたとの発表があり、ヨーロッパ・オーガニック認証団体評議会(EOCC)からは、残留農薬報告書の成果についての発表イベントが2012年9月13日に開催されるとの発表があった。
会合では、欧州食糧農業観光労働組合連合が共通農業政策 (CAP) 改革に付随した雇用創出のための可能なアプローチを概説し、欧州委員会は「私の農場からの産物」構想を開発するイニシアティブを提示し、さらに欧州のオーガニック農業促進政策も議論された。次回の会合は2012年の9月と12月に予定されており、議論の争点はオーガニック規則の評価に関する委員会報告書になる予定だ。
出典:IFOAM
Organic-Market.infoより
(翻訳:ボランティア 大畑 恵里さん)