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イタリア:Tutto Bio 発売

Achille MingozziとRosa Maria Bertino共著の「Tutto Bio 2011年報告書」が発売された。イタリアの8,500のオーガニック関係者について336ページにまとまっている。2008年と2010年のオーガニック団体数を比較している、Bio Bankの新しい報告書についても触れられている。「Tutto Bio 2011年報告書」は、イタリア国内の様々な店舗や、オンラインショップで16ユーロで購入可能だ。


イタリアでの農作物の直接販売の伸び率が著しい。現在では740もの共同購入グループがあり、過去3年間で55%の増加率である。2,400以上の農家、農家直営店でオーガニック野菜を販売しており、前年比で25%増加している。オーガニック生産者は、トレンティーノ=アルト アディジェ州で最も数が多く、その次はマルケ州とヴァッレ・ダオスタ州である。エミリア・ロマーニャ州、ロンバルディア州、トスカーナ州の3州も、オーガニック生産者の数が多い地域である。
Bio Bank報告書によれば、オーガニック生産者の増加は8グループに分類される。共同購入グループ55%増、ネットショップ38%増、直接販売25%増、レストラン24%増、アグリツーリズム11%増、学校給食10%増、ファーマーズマーケット7%増、小売店4%増。Tutto Bioの今年のテーマは「オーガニック、エコロジカル、エシカル:グリーンなアイデアが仕事になる」というもので、オーガニック農業、ケータリング業、化粧品、ファッション、建築業界、再生可能エネルギー、リサイクル、といった多様な業界で新しいアイデアをビジネスとして成功させた人々の16の話を掲載している。Bio Bankはイタリアにおけるオーガニック・持続可能・エシカルな取引に関するデータベースと呼ぶことができる。1993年に調査が開始されて以来、何千ものオーガニック関係者に対する直接調査によりデータが更新されてきた。このデータは、イタリアのオーガニック分野の進化・変化の軌跡を残し、統計を示すものである。
Organic-Market.infoより
(翻訳:ボランティア 柿本 小百合さん)

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