ビオファ・チャイナ(BioFach China) 2010:これまで以上の成功をおさめる
2010年5月27日〜29日に開かれた第4回目のビオファ・チャイナ(BioFach China)では、上海が、開催地に選ばれた。主催者のニュルンベルク・メッセ・チャイナは、これまでもこのオーガニック食品と自然製品の国際見本市を成功させてきた。
2010年の出展者数と来場者数両方の伸びには勇気づけられるものがあった。313の出展者(2009年には238)が自らの製品を11,526の来場者(2009年には10,375)に提供した。展示区域は43%増加した。ニュルンベルク・メッセ経営理事のPetra wolf氏は展示部門に活気があることを喜んだ。「この2010年のビオファ・チャイナには50の異なる国と地域から参加があった。政界や公的機関、民間団体からの代表261名がオーガニック製品の国際市場における最新動向に触発された。」
ニュルンベルク・メッセ・チャイナの社長であるAxel Bartkus氏も同じ意見だった。「このことは輸出業にとって良いばかりでなく、中国の国内市場拡大の展望についても希望が持てる。実際明らかに拡大の速度を上げつつある。このことはビオファ・チャイナ・コンフェレンスと、新設されたLohas (Lifestyles of Health and Sustainability)の展示区域への来場者が多数いたことからも伺える。」この展示会でのセミナープログラムが、出展者と来場者に付加価値をもたらし、会議の参加者300名を喜ばせた。新設のLohas展示区域は、環境に負荷をかけない持続可能な生活様式が持つ側面を、体験的な要素をもって来場者に紹介することでこの催しを盛り立てた。「ロハス・エクササイズ」あるいは「ロー・カーボン・デイ(低炭素の一日)」のような、来場者に日常生活の中で二酸化炭素の排出を抑えることをすすめる呼び物企画が強い関心を引いた。次回のビオファ・チャイナは、2011年5月26〜28日に再びINTEX上海展示場で開かれる。
Organic-Market.infoより
(翻訳:ボランティア 後藤 健介さん)