英国:チャールズ皇太子、ソイルアソシエーションの賞に出席
2月20日(金)、ノッティンガム私立病院にて実施された、すぐれたケータリング業者に賞を送るソイルアソシエーション「命のための食ケータリングマーク賞」にチャールズ皇太子が出席した。「命のための食ケータリングマーク」は、持続可能なケータリング実現のためのルートをステップごとに規定した認定のためのスキームだ。
このマークは、民間ならびに公的なケータリング業者に開かれており、金・銀・銅の3段階の評価がある。金を得るためには、ケータリングメニューのうち75%が作り立てであること、50%の素材が地元産であること、30%の素材がオーガニックであることだ。このスキームは、ソイルアソシエーションが手がけていた学校におけるディナーの取り組みから生まれており、ケータリングマークはそもそも学校給食事業を行っている民間業者に向けたものとして考えられた。しかし、このスキームは、今や保育園、病院、競技場関連のケータリング業者にも拡大している。
2008年12月、「命のための食パートナーシップ賞式典」におけるスピーチの間、チャールズ皇太子は次のように語った。「今、私たちは学校における健康な食事というものを発展させようとしている。病院において、患者にどのように食べさせるか、取り組んでいく必要がある。私たちが食べるもので私たちはできており、病気でなくとも何を食べるかで健康に対する違いが出てくるということはわかっているのだから、患者に与えられる食によっては、回復を遅らせるよりもむしろ助けになるというのは、理にかなった考え方であるだろう。だから、病院が地元から採れる、旬の、そして可能な場所であればオーガニックの原料を使うことで、栄養価を最大にするように奨励する必要があるだろう。」
このイベントにおいて、初代認定を得たケータリング業者が賞を受け取った。その中には、地元の学校との連携で見事「金」の評価を受けたドーセットのLocal Food Linksも含まれていた。同社はドーセットの24の学校に命のための食ゴールドメニューを提供しており、Shire Service’sはシルバーメニューをシュロプシャーの136の小学校に、またBath & North East Somersetのケータリング業者は66の学校にブロンズメニューを提供している。病院、保育園、そしてスコットランドのケルティックのようなサッカークラブも既に「命のための食ケータリングマーク」のガイドラインを導入している。
参照URL:http://www.soilassociation.org/
Organic Market.infoより