米国:キャンペーン”Organic. It’s Worth It.” がスタート
米国のNPO団体オーガニック農業とオーガニック製品教育協会(The Organic Agriculture and Products Education Institute、略称Organic Institute) が、消費者教育と販売運動を兼ねた、同団体初めての全国規模キャンペーン「オーガニックにはそれだけの価値がある(Organic. It’s worth it.)」をスタートさせた。
。「このキャンペーンの目的は、健康管理や経済的側面から農業やそれを取り巻く環境に至るまで、オーガニックがあらゆる側面で有益であるという明確なメッセージとともに、消費者からのオーガニックに関する質問に答えていくことです。それにより、オーガニック生産物に対する消費者の信頼や知識を高め、購入を促進します。」 同協会代表であり、キャンペーン・スポンサーのオーガニックトレード協会 (The Organic Trade Association, OTA) 事務局長でもあるクリスティーヌ・ブッシュウェイは語る。
OTA マーケティング・ディレクターであるローラ・バッチャによると、未就学児のいる家庭に役に立つよう考えられたこのキャンペーンは、特に、初めて母親になり、オーガニックを新たに食卓へ取り入れようとする人々をターゲットとしている。バッチャはOrganic Instituteを代表し、ミネアポリスのマーケティング専門会社 Haberman とともにこのキャンペーンを展開する。 “Organic. It’s worth it.” は、オーガニックを知る手がかりとなる、「to doリスト(やることリスト)」のようなデザインのバナーを使ったインターネット上のキャンペーンだ。それぞれのバナーをクリックして情報を読めば、向上心あふれる「やりたいことリスト」に書かれた目標を達成しつつ、実際の「やることリスト」の項目をどんどん消し去るのに、いかにオーガニック食品が役に立つかということがわかる。オーガニックを取り入れることに前向きな家庭にとって関心のあるさまざまなトピックスを提供する。これらのテーマのなかには、「健康的なこども」、「滋養ある食べ物」、「食への信頼」、「清潔な水」、そして「健康的な将来」とオーガニックとの関係があり、それぞれのバナーで取り上げられている。
これらのバナーをクリックすると、詳細ページへジャンプし、説教じみたトーンではなく親しげな感じでオーガニック農業や生産物について消費者に語りかけることにより、広告のイメージを高めている。今回のキャンペーンは今年3月にスタートし、5月下旬まで CafeMom.com、NPR.org、CNN.com、Parents.com、IdealBite.com などで展開される予定。オーガニック生産物のメリットや価値、有効性を強調する、このPRキャンペーンは Haberman が実施し、バナーとオーガニックに関する知識や意識の向上を促す詳細ページによって展開される。
※ “Organic. It’s worth it.” キャンペーンの詳細については http://www.organicitsworthit.comまで
Organic-Market.Infoより
http://www.organic-market.info/