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オーストラリア:新しいオーガニック基準へ

オーストラリアのオーガニック認定機関 Biological Farmers of Australia (以下BFA) が設置するオーガニック基準諮問グループで議長を務める Andrew Monk 博士によると、オーストラリア規格協会が作成した新しいオーガニック基準においても、消費者が「どうやって“オーガニック”という言葉(表記)を信じればいいのか?」という疑問に対する答えは変わらないだろうという。


「消費者にとっての唯一の答えは変わらないでしょう。つまり、ある商品がオーガニックであるということが絶対に確かである『オーガニック認証製品』を示すロゴを探すというわけです。」最近では、認証ロゴは、オーガニックであることが証明された製品に、「オーガニック」という表記とともに表示されなければならない。法拘束力はないものの、新基準でもこの姿勢は変わらず、「オーストラリアでは、この先も(認証ロゴを撤廃することは)ありえないでしょう」とMonk 博士は言う。植物の芽をあしらった、オーストラリアのオーガニック認証ロゴは、BFA 傘下のオーガニック認証団体 Australian Organic Standard (AOS) の基準に適合した製品に付けられるが、同国で最も認知度が高いオーガニック認証マークでもある。オーガニック製品に付けられたこのロゴは、スーパーマーケットや地域の小売店、またその他で人目を引いている。オーストラリアの市場調査会社 Mobium Group が、今年初めに実施した調査によると、芽をイメージしたこの ACO ロゴは、オーガニック製品であることを連想させ、消費者の注意をひきつける絶好の「オーガニック・ロゴ」である。 Monk 博士によると、スーパーマーケットを含む小売業者は、取り扱う認証オーガニック製品の状態に細心の注意をさらに払うようになったという。「皮肉なことに、信頼のおけるオーガニック製品を厳格に扱うことにおいては、スーパーマーケットが真っ先に期待されますが、実は、それよりも、地域の認証を受けた小売店や市場(いちば)に求められています。ファーマーズ・マーケットのような地元で販売される農産物の方が、むしろオーガニック業界にとって不安要素になることが多く、オーガニック生産物であることを示す明確なラベル表示や証明書が公開されていることが少ないのです。」
オーガニック・ラベル表示をさらに進めるために、BFA では、昨年、ファーマーズ・マーケットのための新しい部署を AOS 内に設置し、地域のオーガニック市場と販売者を対象とする実践基準の明確な概要を取りまとめている。さらに、オーガニック水産養殖や、オーガニック・フェアトレード、オーガニック農業で使用が許可されている肥料類、今や国際的に認知されるようになったオーガニック化粧品を扱う部署も充実させている。BFA は、過去20年間にわたって毎年行ってきた、オーガニック基準の包括的かつ大幅な見直しをすすめており、最新基準である AOS 2009 も今年第4四半期の発表に向けて最終の準備段階にある。

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