フランス:オーガニック製品ますます人気
フランスのオーガニック農業を推進する公的機関、Agence Bioが1,050人のモニターを対象として、2008年10月27日〜31日にかけて行ったアンケート調査*によると、不況の最中にも関わらず、昨年はさらにオーガニック消費者が増加し、またその消費水準を保ちたいと考えており、そればかりか今年はもっとオーガニック製品を購入したいと考えていることが分かった。
アンケートでは、フランス人の44%が少なくとも昨年、1ヶ月に1回はオーガニック製品を購入していることが分かった(前年より2%増加)。
環境に配慮した製品購入者の74%が、今後オーガニック製品を買っていきたいと考えており、22%はオーガニック製品の購入を増やしたしていきたいと考えている。
また90%の人々がオーガニックの製品は、化学的な製品を使わずに育てられたのでより「自然」であると考え (前年より3%増加)、89%がオーガニック製品が「環境を守ることに役立つ」と考えている(前年より2%増加)。
2008年、オーガニック消費者たちの人気をもっとも集めた商品が、オーガニックワイン。年間で29%の新たな消費者たちが購入したという。その他、オーガニックの乳製品(70%)やスパイス(56%)、肉類(49%)やパン類(42%)などと比較して、もっとも消費されたのがオーガニックのフルーツや野菜(77%)だった。
フランス人の大部分(86%)が、オーガニック農業が今より発展していくべきだと考えており、10人中4人が、オーガニック製品を購入するため、オーガニックでない製品よりも高い金額(12%〜14%)を払うのは当然だと考えている。
*アンケート調査は、各モニター(性別、年令18歳以上、職業・社会的地位、地方などが分散するように抽出)の住居に赴き、一人一人に対してアンケート調査を行っている。
参照:Agrisalon(仏語)
http://www.agrisalon.com/
Agence Bioホームページ(仏語)